借金問題で弁護士に相談して解決する方法
借金問題で悩んでいませんか？
必死で働いて返しているけれど、利息だけが膨らんでいってどうしようもないとか、家族が自己破産を考えているので心配だとか、悩んでいても不安になるだけですよね。
そんな時に頼れるのが弁護士です。
弁護士は、法律のプロですから、過払金返還や、違法な取り立てに対する対処も行ってくれます。
今回は、借金問題について具体的にどんなことを弁護士に相談できるのか、どういった解決方法があるのか、などの解説をします。
借金問題についてどんなことをどのように相談すればいいのか、悩んでいる方の手助けになれば幸いです。
借金問題で弁護士にどんなことを相談できる？
まずは、弁護士にどんなことを相談できるのか、をみていきましょう。
債務整理、借金返済についての相談
債務整理や借金返済について相談することができます。
債務整理とは、弁護士があなたに変わり、代理人となって借金の整理をすることです。
債務整理の方法は、任意整理手続きと自己破産・免責手続き、個人再生手続きの３パターンがあります。
自分ではもうどうしようもなくなっている借金がある、という場合、債務整理は有効な解決手段になります。弁護士があなたにとって最善の方法を提案してくれます。債務整理は、法律の知識がなければ行うことはできません。
また、利息の計算や、債務削減の交渉は、ストレスフルです。そういった面倒なことを一気に弁護士に任せることができるのです。
過払い金請求についての相談
弁護士は、払いすぎた利息分の取り戻しができる、過払い金返還請求、というものを代理人として行うことできます。
自分の場合、過払金はあるのか、を知りたい場合はまずは弁護士に相談しましょう。
サラ金や、カード会社などのなかには、利息制限法が定める上限をうわまわる利息で貸付を行っている企業もあります。
そういった企業にお金を借りていた場合、過払金を今のこっている利息や元本にあてると、借金がほとんどなくなったり、場合によっては、過払金の額が上回ってお金がかえってくる場合もあるのです。
法律を守らず法外な利息で貸付をおこなっている悪徳企業は残念ながらたくさんあります。
ですから、ちょっとでも払いすぎていたかも、という懸念がある方は、弁護士に相談してみるのがいいでしょう。あきらめていた過払金が戻ってきたら、ラッキーですよね。
厳しい取り立て、違法な取り立てに関する相談
厳しい取り立てがある場合は、すぐに弁護士に相談しましょう。
借金の取り立てにも、貸金業法という法律によりルールが定めれています。
取り立ての仕方が貸金業法が定める禁止行為に該当する場合は、弁護士に依頼することで取り立てをやめさせることができる場合があります。
自分がされている取り立てが法外なものなのでは？と思ったら、弁護士に相談してみましょう。
家族が自己破産すると何か影響はある？
自己破産とは、裁判所に申し立てをし、借金の返済を免除してもらうことを言います。
弁済が困難な場合に、行う手続きです。家族が自己破産するとなれば、自分にも何か影響があるのではないかと心配になる方も多いでしょう。
そういった場合も弁護士に相談しておくと安心です。
たとえば、戸籍にのるのでは…？ 破産したことを勤務先に通知されるのかな…？
自己破産すると家族にもいろんな制限がかかるの…？
など、心配がある場合は弁護士に聞いておくと安心できるでしょう。
自己破産による弊害を確認したい
自身の自己破産を考えている場合、自己破産したらどんな弊害があるのかも気になりますよね。
自己破産をすると借金の返済が免除されるというメリットに対して、当然それなりのデメリットもあります。
デメリットについてよく理解しないまま自己破産してしまうと、その後の生活で生じる不便に直面した時に後悔してしまうかもしれません。
自己破産をする前に、デメリットについてはしっかり把握しておく必要がありますから、弁護士に相談してみましょう。
借金の連帯保証人になっていたが、借金の名義人が失踪した
連帯保証人になっていたが、名義人が失踪した、という場合、自分が名義人の代わりとなって支払うしかないのか、気になるところですよね。
名義人を探すことはできないのかも気になるところです。
この辺りについても弁護士は解説してくれますので、相談してみましょう。
弁護士費用はどうすればよい？
弁護士に依頼する場合、弁護費用を支払う必要があります。では、借金がある場合はどうでしょうか？
弁護士に費用が回せる余裕などないという方の方が多いのかもしれません。
しかし借金があっても、弁護士が雇えない、というわけではありません。 費用に心配のある方は下記の方法を試してみてください。
- 法テラスを利用する
- 弁護士の無料相談を利用する
- 弁護士費用の支払いは分割払いに
法テラスを利用すれば、所得制限はありますが、無料で相談ができる場合もあります。
また、自治体などで行っている無料の法律相談を利用するのもありでしょう。
どうしても無料相談などで解決はできず、費用がかかる場合は、弁護士費用を分割支払いにできないのか聞いてみましょう。
借金の相談に来ているのに、また支払いで大変な目に遭わないためにも、無理のない範囲で設定してくれる弁護士を選びましょう。
借金の悩みも早めに弁護士へ相談を
借金に関する悩みがある場合は、弁護士に相談することで様々な解決策を提案してもらえる可能性があります。
とくに明らかに不当な立場に置かれている場合などは、法律のもと適切な対処をしてもらうことで、その悩みから完全に解放されることだってあります。
費用の心配もあるかと思いますが、無料相談なども賢く利用しましょう。
借金が原因の深刻な悩みや不安を抱えているならば、一度弁護士に相談してみましょう。